2010年 05月 20日
漢方薬局での受診【香港事情】 |
久しぶりに香港に行ってきましたので、
日付はずれますが、旅行での収穫も追々紹介したいと思います。
その第一弾。
「漢方薬局での受診初体験!」です。
今回お目にかかってランチをご一緒した小原隆子さんに教えていただいた
漢方薬局に初めて行ってみました。
診てもらう手順などもあらかじめ教えていただいたおかげで、
ちょっとどきどきしながらも、無事体験することができました。
小原さん、ありがとうございました~!
繁華街のど真ん中にあるせいなのか、お客は引きも切らず、
次々訪れるので、店の外まで行列ができています。
写真には写っていませんが、店のいちばん奥に、中医師がいて、
並んでいるお客さん(患者さん)を次々に診ています。
番号札を出してから、待つこと1時間近く。
でもその間、お店の3人のおじさんたちが、処方箋を見ながら、
引き出しから生薬を取り出して、ぱっぱと手際よく天秤量りで
量っていく様子が、とても面白く、飽きずにじっと見てしまいました。
いよいよ自分の番が近づいてきたはいいですが、実は何を
診てもらいたいかをはっきりとイメージしていなかった(!!)
「あ、どうしよう、何を質問したらいいんだろう・・」
なんて考えていると・・。
その女性の中医さんは、脈をとりながら、
「あなた、ちょっと疲れているみたいね、風邪だね」
「あ、はい、今朝そういえば、ちょっと目の奥の辺り、頭痛がしてました」
「そういえば、ここ2、3日肩も凝ってます」
「軽い風邪だね」
そうだ、風邪だったんだ。
とここで、自分の体調に今さら気づいたという間抜けな私でした。
「舌を見せて」
「はい」と出すと、「わっ!」という顔をしたのです!お医者さん。
そ、そんな。
「問題ありですか?」ときくと、「むくんでいるね」とのこと。
「夜にあまり水分を摂り過ぎないこと。日中は水分を
摂ってもいいけど。寝る前はだめ」とのことでした。
そして、「風邪、頭痛、身体の痛み」とまず処方箋の
初めに書いてから、何やらすらすらと、薬の名前を書いていき、
それで終わりです。
処方された漢方薬はこんな感じです。
旅先の身のゆえ、自分で煎じることはできないので、
ここで煎じてもらったものを受け取ることにし、
1時間後に取りに行きました。
添えられたのは「雪花應子」と包みに書かれているドライプラム。
なぜこれが一緒についてくるのかをおじさんに尋ねると、
「口をさっぱりさせるためだよ」とのこと。なるほど。
部屋に帰ってから、温かいその薬を早速ぐいぐいと飲みました。
ちょっと苦くて、いかにも漢方薬という味ですが、
このプラムをかじりながら飲むとそれほど苦にならず
飲めました。なるほど、よく考えられています。
さて、この処方箋ですが、達筆すぎて、一文字も読めません・・。
何の薬が使われているのか、気になります。
(つづく)
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日付はずれますが、旅行での収穫も追々紹介したいと思います。
その第一弾。
「漢方薬局での受診初体験!」です。
今回お目にかかってランチをご一緒した小原隆子さんに教えていただいた
漢方薬局に初めて行ってみました。
診てもらう手順などもあらかじめ教えていただいたおかげで、
ちょっとどきどきしながらも、無事体験することができました。
小原さん、ありがとうございました~!
繁華街のど真ん中にあるせいなのか、お客は引きも切らず、
次々訪れるので、店の外まで行列ができています。
写真には写っていませんが、店のいちばん奥に、中医師がいて、
並んでいるお客さん(患者さん)を次々に診ています。
番号札を出してから、待つこと1時間近く。
でもその間、お店の3人のおじさんたちが、処方箋を見ながら、
引き出しから生薬を取り出して、ぱっぱと手際よく天秤量りで
量っていく様子が、とても面白く、飽きずにじっと見てしまいました。
いよいよ自分の番が近づいてきたはいいですが、実は何を
診てもらいたいかをはっきりとイメージしていなかった(!!)
「あ、どうしよう、何を質問したらいいんだろう・・」
なんて考えていると・・。
その女性の中医さんは、脈をとりながら、
「あなた、ちょっと疲れているみたいね、風邪だね」
「あ、はい、今朝そういえば、ちょっと目の奥の辺り、頭痛がしてました」
「そういえば、ここ2、3日肩も凝ってます」
「軽い風邪だね」
そうだ、風邪だったんだ。
とここで、自分の体調に今さら気づいたという間抜けな私でした。
「舌を見せて」
「はい」と出すと、「わっ!」という顔をしたのです!お医者さん。
そ、そんな。
「問題ありですか?」ときくと、「むくんでいるね」とのこと。
「夜にあまり水分を摂り過ぎないこと。日中は水分を
摂ってもいいけど。寝る前はだめ」とのことでした。
そして、「風邪、頭痛、身体の痛み」とまず処方箋の
初めに書いてから、何やらすらすらと、薬の名前を書いていき、
それで終わりです。
処方された漢方薬はこんな感じです。
旅先の身のゆえ、自分で煎じることはできないので、
ここで煎じてもらったものを受け取ることにし、
1時間後に取りに行きました。
添えられたのは「雪花應子」と包みに書かれているドライプラム。
なぜこれが一緒についてくるのかをおじさんに尋ねると、
「口をさっぱりさせるためだよ」とのこと。なるほど。
部屋に帰ってから、温かいその薬を早速ぐいぐいと飲みました。
ちょっと苦くて、いかにも漢方薬という味ですが、
このプラムをかじりながら飲むとそれほど苦にならず
飲めました。なるほど、よく考えられています。
さて、この処方箋ですが、達筆すぎて、一文字も読めません・・。
何の薬が使われているのか、気になります。
(つづく)
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by chaboka
| 2010-05-20 22:40
| 番外編