2009年 10月 08日
清補涼湯(ちぇんぽうりょんとーん) |
香港の家庭で、最もよく飲まれているスープのひとつ、「清補涼湯」を作ってみます。
香港の漢方薬局の老舗「余仁生」で入手した湯料を使用。
これで3人分のスープができます。
※「湯料」:スープに入れる漢方薬を揃えて一回分のパックにして売られているもの。
手前右の白いものが、やまいも(淮山)。
そして時計まわりに
ケンジツ(芡実)、リュウガン(龍眼肉)、ユリ(百合)、ハスの実(蓮子)
湯料の袋の効能書きには次のように書かれています。
「清心潤肺、健脾和胃」
心をすっきりさせ、肺を潤し、脾臓を健やかにし、胃を和らげる、といったところでしょうか。
なんて能書きはありますが、まあ、カタクルシイことは置いておいて、
とりあえずなんとなく体によさそうだということはわかっていただけるのではないかと・・。
もともと、広東スープは、症状に対しての「即効性」を期待するものではなく、「日頃から飲んでいれば、体調が整う」というようなものなのだと思います。
「清涼補」は「肺を潤す」作用があるとのことなので、乾燥しはじめたこの季節にもちょうどよさそうです。
さてさて、
「清補涼湯」に使うダシになる肉は、豚肉でも鶏肉でもよいのですが、今日は鶏肉を使ってみます。
つまり「清補涼鶏湯」。
鶏は、必ず骨付きを使います。
一羽まるまるの鶏を買って、半分に切ったりして使うのがよいらしいですが、
それもちょっと扱いが面倒。
スーパーに行ったら、ちょうど季節柄「水炊き用ぶつぎり鶏肉」が出ていたので、それを購入。
皮や脂肪はついたままですが、スープのためには、皮と脂肪はきれいに取り除きます。
このとき、キッチンばさみが便利ですね。細かい脂肪も包丁よりうまく取れます。
まず、鶏肉だけは臭みを取るために、さっと湯がきます。
あとの材料はさっと洗うだけでOK。
もうあとはぜんぶ鍋にいれて水を茶碗で8杯分加えて、沸騰するまでは強火。
沸騰したら、すぐに火をごく弱火にして、ふつふつと煮出すだけ。
はじめに出てくるアクと脂はアク取りでよ~く取り除きます。
そして、3時間ほどじっくりと煮たら・・
澄んだスープができあがりました。
具は食べても食べなくてもいいのですが・・・
でも鶏肉はいくらダシがかなり出てしまっているとはいえ、たんぱく質源としては捨ててしまうのはしのびないので、2杯目は鶏肉とともにいただきました。
漢方薬材がいろいろ入っているようでも、ほとんどクセもなく、鶏のうまみがよく出ていて、じんわりおいしい!
これならしょっちゅう飲んでも飽きないかも。
香港の漢方薬局の老舗「余仁生」で入手した湯料を使用。
これで3人分のスープができます。
※「湯料」:スープに入れる漢方薬を揃えて一回分のパックにして売られているもの。
手前右の白いものが、やまいも(淮山)。
そして時計まわりに
ケンジツ(芡実)、リュウガン(龍眼肉)、ユリ(百合)、ハスの実(蓮子)
湯料の袋の効能書きには次のように書かれています。
「清心潤肺、健脾和胃」
心をすっきりさせ、肺を潤し、脾臓を健やかにし、胃を和らげる、といったところでしょうか。
なんて能書きはありますが、まあ、カタクルシイことは置いておいて、
とりあえずなんとなく体によさそうだということはわかっていただけるのではないかと・・。
もともと、広東スープは、症状に対しての「即効性」を期待するものではなく、「日頃から飲んでいれば、体調が整う」というようなものなのだと思います。
「清涼補」は「肺を潤す」作用があるとのことなので、乾燥しはじめたこの季節にもちょうどよさそうです。
さてさて、
「清補涼湯」に使うダシになる肉は、豚肉でも鶏肉でもよいのですが、今日は鶏肉を使ってみます。
つまり「清補涼鶏湯」。
鶏は、必ず骨付きを使います。
一羽まるまるの鶏を買って、半分に切ったりして使うのがよいらしいですが、
それもちょっと扱いが面倒。
スーパーに行ったら、ちょうど季節柄「水炊き用ぶつぎり鶏肉」が出ていたので、それを購入。
皮や脂肪はついたままですが、スープのためには、皮と脂肪はきれいに取り除きます。
このとき、キッチンばさみが便利ですね。細かい脂肪も包丁よりうまく取れます。
まず、鶏肉だけは臭みを取るために、さっと湯がきます。
あとの材料はさっと洗うだけでOK。
もうあとはぜんぶ鍋にいれて水を茶碗で8杯分加えて、沸騰するまでは強火。
沸騰したら、すぐに火をごく弱火にして、ふつふつと煮出すだけ。
はじめに出てくるアクと脂はアク取りでよ~く取り除きます。
そして、3時間ほどじっくりと煮たら・・
澄んだスープができあがりました。
具は食べても食べなくてもいいのですが・・・
でも鶏肉はいくらダシがかなり出てしまっているとはいえ、たんぱく質源としては捨ててしまうのはしのびないので、2杯目は鶏肉とともにいただきました。
漢方薬材がいろいろ入っているようでも、ほとんどクセもなく、鶏のうまみがよく出ていて、じんわりおいしい!
これならしょっちゅう飲んでも飽きないかも。
by chaboka
| 2009-10-08 17:02
| 四季を通じて飲めるスープ