2009年 12月 03日
冬菇 |
取り上げるまでもないようなありふれた食材ですが、「冬菇」(どんこ)です。
香港では「とんくー」といいます。
日本語の「どんこ」はこの「とんくー」から来ているのではないか?
と最近気づいたのですが、どうなんでしょう。
それはそうと、香港スープではこの冬菇つまりは「干ししいたけ」は意外にもそれほど多くは
使われていないようです。
もちろん中華料理には、なくてはならない重要な食材です。
でも、こと家庭の香港スープに関しては、乾物を加えるとすれば、干し貝柱の方が
よく使われているようです。
干ししいたけは、香港スープを作るには、その個性が少々強過ぎるのかもしれません。
さて、干ししいたけはいくつかの呼び名に分かれるのですが、そのひとつが「冬菇」です。
肉厚で冬の寒い時期にゆっくり育てたものを「冬菇」(どんこ)というそうです。
冬菇のなかでも、カサに花のように白い割れ目模様がついたものが最も上等で、
「花冬菇」(はなどんこ)というそうです。
香港でも「花菇(ふぁーくー)」といいます。
肉が薄くて軽い干ししいたけは「香信」(こうしん)ですね。
知らなかったのですが、「冬菇」と「香信」の間の厚さのものが、両方から文字をとって
「香菇」(こうこ)となるそうです。
干ししいたけは、東北から九州までいろいろな県で生産されていますが、
国産原木しいたけならまあどれでもいいのかなと思っていました。
でも、今回乾物専門店でどれがいいのかを聞くと、やはり大分県産のものが
いちばん上質とのこと。
ちなみに、スープ研究の大家である辰巳芳子さんも本に書いています。
「薬効を期待するなら、日本の原木しいたけを求めていただきたい。
・・(中略)原木しいたけとして大分県のかとうしいたけをすすめる。」と。
(辰巳芳子『あなたのために いのちを支えるスープ』文化出版局より)
というわけで、ちょっとフンパツして買ってみたのが、冒頭の大分県産冬菇なのでした。
なぜなら、これと「あるもの」を使って、シンプルなスープを作ってみたくなった
からなのですが。
「あるもの」はすぐには手に入らないので、入り次第作ってみます。
お楽しみに・・。
にほんブログ村 薬膳料理
香港では「とんくー」といいます。
日本語の「どんこ」はこの「とんくー」から来ているのではないか?
と最近気づいたのですが、どうなんでしょう。
それはそうと、香港スープではこの冬菇つまりは「干ししいたけ」は意外にもそれほど多くは
使われていないようです。
もちろん中華料理には、なくてはならない重要な食材です。
でも、こと家庭の香港スープに関しては、乾物を加えるとすれば、干し貝柱の方が
よく使われているようです。
干ししいたけは、香港スープを作るには、その個性が少々強過ぎるのかもしれません。
さて、干ししいたけはいくつかの呼び名に分かれるのですが、そのひとつが「冬菇」です。
肉厚で冬の寒い時期にゆっくり育てたものを「冬菇」(どんこ)というそうです。
冬菇のなかでも、カサに花のように白い割れ目模様がついたものが最も上等で、
「花冬菇」(はなどんこ)というそうです。
香港でも「花菇(ふぁーくー)」といいます。
肉が薄くて軽い干ししいたけは「香信」(こうしん)ですね。
知らなかったのですが、「冬菇」と「香信」の間の厚さのものが、両方から文字をとって
「香菇」(こうこ)となるそうです。
干ししいたけは、東北から九州までいろいろな県で生産されていますが、
国産原木しいたけならまあどれでもいいのかなと思っていました。
でも、今回乾物専門店でどれがいいのかを聞くと、やはり大分県産のものが
いちばん上質とのこと。
ちなみに、スープ研究の大家である辰巳芳子さんも本に書いています。
「薬効を期待するなら、日本の原木しいたけを求めていただきたい。
・・(中略)原木しいたけとして大分県のかとうしいたけをすすめる。」と。
(辰巳芳子『あなたのために いのちを支えるスープ』文化出版局より)
というわけで、ちょっとフンパツして買ってみたのが、冒頭の大分県産冬菇なのでした。
なぜなら、これと「あるもの」を使って、シンプルなスープを作ってみたくなった
からなのですが。
「あるもの」はすぐには手に入らないので、入り次第作ってみます。
お楽しみに・・。
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by chaboka
| 2009-12-03 23:35
| 食材